浮島湿原

5月29日午前、浮島湿原に行ってきました。
5、6月と書かれた入山届に記入はなく私が今年初めての届のよう。湿原までの遊歩道はまだ整備が入っていないようで、チシマザサが歩道の幅を狭くしています。途中二箇所で倒木。そのうちの一つはキツツキ類の穴がたくさんあった大きな立ち枯れのエゾマツ。冬の間にひっそりと倒れたのでしょう。事故がなくて本当に良かった。

さて、どこにも雪はないのですが浮島湿原は早春の風景。いつもの場所にサクラやショウジョウバカマ、ムラサキヤシオが咲いていました。花はまだまだ少ないのですが日当たりの良い場所ではチングルマが咲き始めています。ミツバオウレンやミズバショウは花盛り。湿原までの遊歩道ではミヤマスミレやコミヤマカタバミが咲いています。気温が低かったため鳥たちの声は少なめでしたが、コマドリやツツドリ、エゾムシクイが囀っていました。そしてお約束のシマエナガもダケカンバの森を飛び回っていました。6月に入りどんどんにぎやかになっていくことでしょう。

モニターツアー
6月。浮島湿原が最も美しい季節を迎えます。2日と9日の日曜日にモニターツアーを実施します。いっしょに歩きませんか? 両日とも午前9時に浮島湿原駐車場にてお待ちしております。ひよこの看板のルノー車が目印です。滝上町内からお出かけの際はご相談ください。お問い合わせはContactページのメールまたはFacebook messenger、Instagram DM をご利用ください。料金は10000円となります。

5月半ばとなりました(+お知らせ)

今年も我が家のまわりにはオオジシギがやってきています。ちょっと前までは庭の2つの小屋の屋根や電柱のてっぺんで囀っていたのですが、まわりの木々の方が高くなったり、1つの古屋の屋根が壊れたためあまりとまらなくなっていました。が、今年は寝室の窓からよく見える壊れた小屋の屋根で囀る姿が見られます。朝、囀りが聞こえたら布団から出てスコープにiPhoneを設置。パジャマのまま撮影です。じっくり見るとやっぱりかわいい。私の生まれた茨城県の海岸部ではまず見ることができない。中学生の頃、鳥に興味を持った友人からカセットテープで囀りと尾羽のドラミングを聞かせてもらい、モノマネも。そんな見てみたい聞いてみたいと思っていた鳥が寝床から見れる。あの頃の自分には夢のような生活です。

お知らせ
5月いっぱい、芝ざくら滝上公園にて芝ざくらまつりのお手伝いをしています。従いましてガイドや環境教育ワークショップはお休みさせていただいています。
6月は浮島湿原探索の良い季節です。6月2日、9日の2日間はモニターツアーとして浮島湿原入り口の駐車場でお待ちしています。いっしょに浮島湿原を歩きませんか?

朝9時、浮島湿原駐車場集合(目印はひよこの看板で!)
探索後、正午ごろに駐車場に戻ります
料金はお1人様10000円となっております

どうぞよろしくお願いいたします。

5月の予定について(お知らせ)

すっかり春を飛び越えて、ここ数日は初夏のような陽気に恵まれています。
雪解けの早かった場所のフキノトウは写真のようにのびのびと開き、ギョウジャニンニクもぐんぐん成長しています。

4月も半ばを過ぎゴールデンウィークも近づいてまいりました。POUSSINNは5月の一ヶ月、滝上町観光協会様よりお話をいただき『芝ざくら滝上公園』にてお仕事をすることとなりました。大変申し訳ございませんが、期間中の自然ガイド等の活動はお休みさせていただきます。尚、5月12日(日)は『ぱたぱたとりさんを作ろう〜工作ワークショップ』を芝ざくら滝上公園内にて開催いたします。同日は町内Casochiのピクニック企画も開催されます。みなさんどうぞご参加ください。また、6月中旬より浮島湿原ハイキングガイドを実施いたします。興味のある方連絡をお待ちしております。

渚滑川錦仙峡の渓谷遊歩道をはじめ町内の森は春の花が咲き始めました。この美しく短い季節を楽しみましょう。

家の近くをお散歩

ちょっと風邪をひいてしまい、鼻の奥が痛く鼻水が止まらない。かれこれ1週間近くになりますがすっきししない毎日です。このところじわーっと腰痛もありあまり動かない毎日でしたが『これはダメだ!』と、散歩をすることにしました。
距離にして5〜6km、双眼鏡とスコープを持って歩き始めました。

歩き始めてすぐ、ヒバリの姿と地鳴きが。「もうきていたんだな。」とみていると囀り初めて大空へ。畑を歩くハクセキレイの姿も。こちらはおととい確認しました。空を横切るカワラヒワの群れ。こちらもこの日(4月4日)が初認です。サクルー原野にも春が確実に訪れています。

坂を降りてサクルー川へ。カワガラスの地鳴きが聞こえていたので確認してみると、倒木の上で囀り始めました。目をぱちぱちさせると瞼で白くなるのが面白い。下の写真はそのまぶたが写っています。こういう地味な丸っこい鳥は本当に好きです。カワイイ。カワガラスを眺めていると頭上からミソサザイっぽい囀りが。頭の上で?と見てみると気の幹を動く小さな姿が。囀りの主はキバシリでした。この鳥も地味で好き。好みの鳥をじっくり眺めることができて満足な2時間でした。

河辺の斜面に目を向けるとたくさんのフクジュソウが。白いアズマイチゲが咲き乱れる斜面の雪も少なくなってきました。来週には新たな花の便りもお知らせできるかもしれません。短い春を楽しみましょう。

開 花

3月27日、自宅近くでフクジュソウの開花を確認しました。この辺りで見られるキタミフクジュソウです。花は一株につき1輪で葉の裏に毛が多く白っぽく見えます。先日、樹液をとるバケツを設置したイタヤカエデの樹の近くで咲いていました。春の陽気にカエデの樹液の勢いも強く、3つのバケツは全て満タン。20リットルのタンクもいっぱいになりました。
31日は滝上町観光協会の『メープル収穫体験in錦仙峡』イベントです。ありがたいことに参加定員いっぱいとなりました。この週末は錦仙峡でもフクジュソウの花を見ることができそうです。収穫体験をしながらエゾシカやカワガラス、春の花と触れ合えるよう楽しい時間を提供できたらと思っています。

今月半ばまで提供させていただいておりました錦仙峡、渚滑川渓谷遊歩道の『スノーシューウォーキング』は雪解けを迎えましたので終了させていただきます。町内の山間部はまだしばらく雪が残っておりますので、スノーシューをお楽しみいただきたい方はご連絡をお待ちしております。

それでは来月より渚滑川渓谷遊歩道のガイドウォークは『春の花さがし』にシフトして参ります。どうぞよろしくお願いいたします。

春の活動の始まり

日中の気温がプラスになってきました。昨日のスノーシューツアーではサクルー川に注ぐ雪解けの流れにアオシギを確認。春の気配を感じます。

先月半ばには道南からイタヤカエデ樹液の採集の便りが届きましたがここは道東。採集可能な陽気は何度かありましたが、ほぼ例年通りの今日、2024年最初の樹液採集グッズの設置を行いました。

『樹液なんて採集して何をするの?』と思う方もいるかもしれません。イタヤカエデはカエデのなかま。カエデの英名はmaple。そう、メープルシロップを作るのです。

本場カナダの国旗ににもなっているシュガーメープルとはもちろん種類は異なりますが、北海道のイタヤカエデからも立派なメープルシロップを作ることができます。

設置したバケツは3つ。幹に日のあたる樹から勢いよく樹液が滴ります。北に向いた樹からはゆっくりと。ちょっとの違いで樹液の出かたが異なります。少しずつ春の恵みを分けてもらいましょう。

10リットルほどたまったら次の段階へ。その様子は後日また報告させていただきます。

スノーシューハイク(その2)

3月。今月も引き続きスノーシューハイクをお楽しみになれます。

3日はひな祭り。まとまった積雪があり天気の心配と除雪で始まった朝。そのような積雪を吹き飛ばすような元気な3名が青空を引き寄せてくれました。
錦仙峡の遊歩道は2月末のスノーシューの踏み跡が全くない無垢の状態。気持ちのいい新雪を踏み分けて2時間の探索を楽しんでいただきました。
氷瀑は相変わらず青い輝きを見せてくれています。日差しの中、小鳥たちの囀りも混じるようになってきました。カワガラスは相変わらず川面を横切る姿を見せてくれています。日差しと共に発生する上昇気流に乗って滑空するオオワシの姿も見ることができます。彼らを見ることができるのもあと1っか月ほどでしょうか。フィールドスコープを除けば山の斜面にエゾシカの姿を見ることもできます。
少しずつ春を感じることができる数週間。心地よい汗を流してみませんか? 歩いた後は和ハッカの香るホテル渓谷のサウナで整うこともできますよ!

スノーシューハイク

2月24日・25日そして27日と多くの方に『雪上の渓谷遊歩道ウォーキング〜洛陽の滝より下流を巡るコース〜(約2時間)』を体験していただきました。
19日に記録的な暖気が入りその後渚滑川は氷が溶けて濁流となりました。その日は氷瀑も音を立てて解け崩れる様子も。この週末のスノーシューハイクは大丈夫だろうかと心配をしていましたがその後の寒気で水も落ち着き始め週末を迎えることができました。

24・25の両日は快晴。気温はかなり低かったのですがそれを吹き飛ばすような晴天に恵まれました。カワガラスが元気に川面を鳴きながら飛んでいます。「シマエナガが見たい!」とのご希望を叶えることはできませんでしたが、この時期はまだまだチャンスはありますよ!

27日は視覚障がいのある方のご案内でした。この日はあいにくの雪模様で風も少々ありましたがサポートの皆さんを含めやる気満々。前日まではスキー場で楽しんでいたそうで、初めてのスノーシューも難なく履きこなしていただきました。例年は凍っていて流れの静かな渚滑川もところどころで水音を響かせ、参加されたみなさんを歓迎しているように聞こえました。また、この日は小さなネズミもひょっこり現れみなさんに愛くるしい姿を見せてくれ、手袋越しにその温もりも感じていただきました。

滝上町はユニバーサルツーリズムを推奨しています。ユニバーサルツーリズムとは障がいの有無や年齢に関わらず、全ての人が安心して楽しめる旅行です。滝上町観光協会には『オホーツクユニバーサルツーリズムセンター滝上』が開設されています。
旅行に行きたいけど…と一歩がなかなか踏み出せない。その一歩のお手伝いをこの町はしてくれます。プッサンもそのお力添えができるよう、少しずつ進んでいきたいと思います。

フクロウ Ural OWI

Strix uralensis japonica

車で10分ほどの町内のある場所に、フクロウが休んでいる木があります。このようなアクセスしやすいフクロウのいるうろのある木がもう1本あったのですが、強風の日に折れてしまいました。もう1本、フクロウが入る一番近い所にある木がありますが最近は入っていないようです。この木は同じく木のうろで繁殖するカモのなかまのカワアイサが入っている年もありました。

北海道にすむ亜種エゾフクロウは日本にすむ他亜種に比べ色が淡く、白っぽいです。このようにとまっていると遠目には雪が積もっているように見えます。

この夏、滝上町内のクマイザサが一斉開花したくさんの種子が実りました。この影響か秋にはネズミを目にすることが多く、彼らを捕食するため道路脇の電柱にとまるノスリの姿を数多く見ました。フクロウも例外ではなく家の近辺で飛ぶ姿や鳴き声を例年より多く観察することができました。

ネズミフィーバーは屋内でも起きて…我が家のにゃんこノアっ子ちゃんは友達認証してしまったのか目の前を通り過ぎても反応せず…。置いていたかぼちゃなどを齧られてしまう始末。また、12月に買った新しいスノーシューを屋外に置いていたら、次の日の朝ストラップが食いちぎられていました。買って1週間もしないうちに…。鶏の餌や我が家のわんこ六花ちゃんのドッグフードも袋を破られ、なぜかコロッと衣服の中から出てきたりなんてことも。これはフクロウさんたちに働いてもらわねばといった感じでした。

そして冬真っ盛り。彼らの働きもあってか最近ネズミの目にすることが激減しました。ほっとしています。ノアっ子ちゃんは相変わらずぼんやり私の膝の上でくつろいでいます。たとえネズミが前を横切ってもね。

2月も半ばを過ぎました。そろそろフクロウの鳴き声が山から聞こえてくる時期です。餌のネズミも多かったのですから、いつもよりたくさん卵を産むかな? 近所の中学生が夏休みの作品で作ったフクロウの巣箱に今年は入ることを願っています。

根室へ

ねむろバードランドフェスティバルのプレツアーに参加してきました。この地を訪れるのは数年ぶりたぶん4度目になります。
今回のテーマは鳥です。道東らしい鳥たちとの出会いを楽しんできました。初日に予定していたクルーズは天候の関係で中止となり、花咲、歯舞と名前だけでも美味しそうな漁港巡り。とは言ってももちろん海鮮が目当てではありません。海鳥たちを見つけに行きました。港にはコオリガモやシノリガモをはじめ多くのカモ類、そしてハシブトウミガラスも。もちろんカモメ類やウもいました。その後は島嶼を除く日本最東端納沙布岬へ。ここには野鳥を見るためのハイドという施設が設置されています。目的であるチシマウガラスには出会えませんでしたがウミバトに初めて出会うことができました。
二日目は風蓮湖での氷下待網漁の体験へ。テレビ等で見たことはありましたが、まさか体験できるとは。網を起こすと沢山のヌマガレイ(カワガレイ)やコマイ、チカ、大きなニシンの姿も。私たちには大漁のように見えましたが漁師さんから見ると不漁のよう。売れるのはコマイやチカ、ニシンのようで、ヌマガレイなどは売れないそうです。そのいらないカレイ等を氷上に置くと沢山のトビの群れが。そしてお目当てのオジロワシやオオワシも集まってきます。そんな鳥たちを見ながら、用意された炭火で炙った干したコマイやオオノガイの水管の干物をいただきました。美味しいものを食べながら大空に舞うワシたちを眺める。贅沢な体験をさせていただきました。
根室市および根室市観光協会以前より野鳥愛好家のためのハイドの設置や体験プランを用意しています。ここでしか見ることができない鳥たちがいることはもちろんですが、多くの野鳥愛好家が国内はもちろん海外からも多く訪れるのは関係の皆さんの努力の賜物であることが伝わりました。
このような素晴らしい体験をさせていただいた根室市及び小清水町、そして滝上町の各観光協会の皆様、本当にありがとうございました。1月26日〜29日、2月3日〜4日に開催されます『ねむろバードランドフェスティバル』が大盛況に開催されることを祈っています。

以下に1月21日〜22日の二日間に確認できた鳥類を記載します。(鳥類以外ではネズミイルカを野付半島で確認しました)
オオハクチョウ、ヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、ハシビロガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモ、クロガモ、コオリガモ、ウミアイサ、アカエリカイツブリ、ハジロカイツブリ、ヒメウ、ウミウ、タンチョウ、カモメ、ワシカモメ、シロカモメ、オオセグロカモメ、ハシブトウミガラス、ウミバト、ケイマフリ、トビ、オジロワシ、オオワシ、ノスリ、コゲラ、アカゲラ、ミヤマカケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ハシブトガラ、ヤマガラ、ヒガラ、シジュウカラ、ゴジュウカラ、ヒヨドリ、シマエナガ、ツグミ、スズメ、カワラヒワ、ベニヒワ、ハギマシコ、ウソ、シメ。